日々、全国各地の駅に足を運んではコインロッカーを調べているわけですが、先日荷物預かりに関するとても興味深いサービスを見つけました。
それが『ecbo cloak(エクボクローク)』です。
簡単に言うと、喫茶店などの空きスペースに荷物を置かせてもらえるサービスなのですが、なんとそれがスマホから予約できるんです。
これはコインロッカーが空いてない時の救世主になるなと思いつつ、試しに利用してみたところ、まさに画期的という言葉がぴったりなサービスでした!
ということで本日は、実際にecbo cloakを使ってみて感じたメリット・デメリット、そして具体的な利用法などをじっくりお伝えしますね。
荷物預かりサービスの『ecbo cloak』とは?
冒頭でもお伝えした通り、ecbo cloakとはお店の空きスペースに荷物を預けられるというものです。
より的確に表すなら、スペースを提供したい店舗と荷物を預けたい人のマッチングサービスと言えるでしょう。
一口にお店と言ってもその種類は
- 喫茶店
- レストラン
- 漫画喫茶
- 郵便局
- 旅行代理店
- コンビニ
など実にさまざま。加盟店も続々と増えているようなので、今後ますます便利になる予感がひしひしとしています。
では、そんなecbo cloakを実際に利用してみて感じたメリット・デメリットをお伝えしていきますね。
『ecbo cloak』のメリット5つ
私が感じたecbo cloakのメリットは以下の5つです。
- 事前予約なので駅を歩き回る必要がない
コインロッカーよりも安く預けられる(※料金改定によりコインロッカーより高くなりました)- スーツケースなどの大きな荷物も預けられる
- 事前にクレジットカードで支払うので当日のやりとりがスムーズ
- 対面で預けるので安心感がある(保証制度もある)
1. 事前予約なので駅を歩き回る必要がない
おそらくこれがecbo cloakの最大のメリットだと思います。
これまで荷物を預けるときは、現地に着いてから空いてるロッカーを探すというのが一般的でした。
しかし、場合によってはなかなか空きが見つからず、駅構内を探し回った方もいるかと思います。
そうした事態を一発で解決してくれるのが、このecbo cloakです。
事前に日時を指定するので確実に預けることができ、駅構内をウロウロする必要もありません。
コインロッカーと比べると、店内に入り対面でやり取りをするのでスピーディーさは少し劣りますが、それを補ってなおあまりある「安心感」があります。
特にライブなどのイベントがありロッカーの空きが心配な時ほど、その真価を存分に発揮してくれる気がしました。
2. コインロッカーよりも安く預けられる
ecbo cloakの料金は以下のように設定されています。
・バッグサイズ:300円/日
最大辺が45cm未満の大きさのお荷物(リュック、ハンドバッグ、お手荷物など)
・スーツケースサイズ :600円/日
45cm以上の大きさのお荷物(スーツケース、ベビーカー、バックパックなど)
※一部店舗により例外あり
2019年10月1日より料金改定が行われ、
・バッグサイズ:400円/日
・スーツケースサイズ :700円/日
となりました。
2023年4月2日よりさらに料金改定が行われ、
・バッグサイズ:500円/日
・スーツケースサイズ :800円/日
となりました。
一方、駅構内に設置してある一般的なコインロッカーの料金はこちら↓
・小サイズ:400円/日
(幅)35cm × (高さ)34cm × (奥行き)57cm
・大サイズ:700円/日
(幅)35cm × (高さ)87cm × (奥行き)57cm
駅のコインロッカーよりも値段が高くなったことで、以前よりもサービスを利用する旨味はやや薄れてしまいました。
3. スーツケースなどの大きな荷物も預けられる
もちろんコインロッカーにもスーツケースは預けられますが、駅によっては大サイズが設置されていないこともあります。対して、ecbo cloakと提携している店舗は、どこも大きな荷物を預けてOK。
また、先ほどお伝えしましたが、コインロッカーの大サイズは「(幅)35cm × (高さ)87cm × (奥行き)57cm」です。
スーツケースなどの大きな荷物もらくらく入りますが、本当に大きな荷物はちょっと入らないです。(ベビーカー、スキーバッグなど)
ですが、店舗に預ける場合は大きさの上限がないので、700円でどんなに大きな荷物でも預けることができますよ。
4. 事前にクレジットカードで支払うので当日のやりとりがスムーズ
ecbo cloakは事前に荷物を預ける店舗の予約しますが、その際にクレジットカードで料金を支払う仕組みになっています。
そのため、店内での金銭的なやりとりがなく、これが非常にスムーズで好印象でした。
※最近は、100円玉以外のお金や電子マネーに対応したコインロッカーも徐々に増えています。
ただし!
クレジットカードによる事前決済ということは、逆にいえばクレジットカードを持っていなければ、そもそもサービスを利用できません。
ですので、これは人によってはデメリットにもなるでしょう。
おそらく、店舗でも支払い可にしてしまうと、食事に来た人と荷物を預けた人が同じ会計に並ぶので、店舗側にもお客側にもいろいろと不都合が生じるのだと思います。
あくまで現地でのスムーズさを優先した結果、クレジットカード払いのみにしてのでしょう。
5. 対面で預けるので安心感がある
これは非常に個人的な意見で申し訳ないのですが、やはり対面で渡すと安心感があるんですよね。
決してコインロッカーが危ないと言っているわけではありません。
私自身、コインロッカーに何度も荷物を預けていますし、ニュースで「〇〇駅のコインロッカーから物が盗まれました」という話も聞きません。
ただ、面と向かって「これお願いします」「はい、こちらでお預かりさせていただきますね」というやり取りをすると、やはり安心感が違うなと思いました。
まあ、これは目に見えるメリットではなく、あくまで精神的な部分の問題ですね。
『ecbo cloak』のデメリット3つ
続いて、私が気になったecbo cloakのデメリットは以下の3つです。
- 提携している店舗数が少ない
- 預けられる時間がお店によって変わる
- お店が混雑していると待つこともある
1. 提携している店舗数が少ない
2017年とわりと最近始まったサービスなので、提携している店舗数がやや少なめです。
私が利用したときは駅の近くの漫画喫茶に預けられましたが、人によっては店舗が見つからない場合もあるかもしれません。
また、もし店舗が見つかっても駅から少し歩くこともあるので、とりあえず検索してみると良いかと思います。
とはいえ、都内の主要駅はだいたいカバーしていますし、現在進行形で各地にもどんどん提携店舗が増えているようなので、遠からずこのデメリットは無くなるでしょう。
2. 預けられる時間がお店によって変わる
駅構内のコインロッカーの場合、ほとんどが始発から終電まで取り扱い可能ですが、ecbo cloakはお店の営業時間に依存します。
そのため、ものすごく早い時間もしくは遅い時間には、荷物を預けられない可能性もあります。
3.お店が混雑していると待つこともある
これは当たり前のことですが、お店が混雑している場合は対応を待つことになります。
私が預けたときは特になりませんでしが、お店の忙しい時間帯に重なるとそういうこともあるだろうな、とは思いました。
ということで、メリット・デメリットを紹介してきました。
デメリットはどれも致命的なものではないので、トータルで考えると非常に良いサービスですね。
それでは最後にサービスの使い方をサクッと解説しますね。
ecbo cloakの使い方
まずは公式サイトへアクセス。
ホーム画面が表示されたら、左上の3本線をタップしてメニューを出してください。
そしたら「新規登録」をタップ。
すでに、GoogleまたはFacebookのアカウントをお持ちの方は、連携して簡単に登録ができます。
登録が終わったら再度ホーム画面に戻り、左上の3本線をタップ。
エリアや日時などを指定できますので、条件に合った店舗を探してみてください。
店舗が決まったら「予約する」をタップ。
あとはクレジットカード情報などの必要事項を入力して予約完了です!
ホームに戻り「予約一覧」をタップすると、すでに完了した予約情報が表示されるので、これを当日に店舗に見せればOKです。
そして、荷物を受け取る際に撮影した写真を見せることで取り間違いを防ぎます。
ということで本日は荷物預かりサービス「ecbo cloak」について解説してきました。
駅にコインロッカーがない、もしくは空いているか心配という時は、非常に役に立つアプリなので、ぜひ試してみてはいかがでしょうか。